外国メディアの報道によると、過去2年、世界のスマートフォンの販売台数は停滞している。自分の設備をグレードアップし続けることに嫌気がさし、極力長期間使用する傾向が強まっているためだという。しかし、設備のグレードアップ周期は今後も続き、データ分析会社のStrategy Analyticsの最新報告によると、今四半期の世界のスマホ出荷台数は前年同期比で2%増加した。
2019年第3四半期の世界のスマホ販売台数は3億6630万台に達した。前年同期は3億5980万台。Strategy Analyticsのチーフのリンダ・スイ氏は、この増加は激しい競争によるスマホ価格の低下、また消費者がより大画面、5G接続機能を持つ機種を選んでいることなどが原因だとをしている。
世界のスマホ販売台数の今季の増加は主にサムスンと華為(ファーウェイ)によって押し上げられた。前年同期と比べると、サムスンのスマホ販売台数は8%増加、華為は29%増加した。サムスンが発売したGalaxy Note 10は成功し、華為は本土での販売促進に力を入れている。
アップルに関しては、スマホ販売台数は前年同期比3%減少。しかしStrategy Analyticsは、iPhone 11はより低価格なことに加え、アジアと米国市場での需要が増加し、iPhoneの売り上げは安定し始めると見ている。
そのほか、第3四半期は小米(シャオミ)とOPPOもスマホ販売状況が良好だった。小米は主にインドと中国大陸市場で販売するが、華為とRealmeとの競争に直面。OPPOは市場を中国大陸から西欧市場に拡張している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年11月9日