国際輸入博覧会の人気はどれほどなのか。第2回中国国際輸入博覧会はまだ正式に開幕していないが、世界の商人の多くが、1年前からその“座席”を予約している。データによると、第3回目を予約した企業はすでに115社。展示面積で6万平米に上る。
第2回中国国際輸入博覧会が世界の商人を惹きつけている証拠となるデータがある。150以上の国と地域の3000社以上が出展に積極的で、世界上位500社の大手企業の出展数は第1回をしのぐ。“一帯一路”沿線諸国企業も非常に乗り気だ。「国家展示」と「企業展示」の総面積は30万平米から38万平米に増加したが、それでも需要に追い付いていない。
アメリカのジョンソン・エンド・ジョンソン、イタリアのフェレロ・ロシェ、スイスのネスレなどの“常連”は、多くの新商品を展示してくるだろう。フランスのLVMH、ドイツのベーリンガーインゲルハイム、シンガポールの中華食品廠有限公司など“新参者”は、博覧会に更なる新たな要素を注入することだろう。出展していなかった企業は参加したいと思い、出展した企業は再び参加することを願う。世界の商人が中国に集まる理由は、ここが唯一無二の開放されたスーパー消費市場だからだ。
世界の商人たちが集まるということは、中国市場でのPRに大きな自信を持っていることの表れだ。北西部の小さな街に「博覧会で注目された」ニュージーランドの牛乳が売られていたり、「博覧会で初上陸」した医療機器が市民の健康を守っていたりと、この一年の博覧会効果は際立っている。そのため、多くの海外企業の中国市場に対する自信がますます深まっている。消費のGDP増加貢献率は6割以上。14億人近い人口がより良い生活を求めている。放管服(「行政簡素化と権限委譲」、「監督管理の強化」、「サービスの最適化」)の改革が深化・持続していることで、ビジネス環境は世界31位にランクアップしている。
世界の商人たちが集まるということは、高品質な中国経済に良好な見通しを持っていることの表れだ。新商品や新技術の数と質は、第1回を超える見込みだ。第2回の規模拡大の背景には、改革の深化の加速や、モデルチェンジやバージョンアップの加速、中国の高品質な発展の加速がある。それらは海外企業に多くの発展のチャンスとボーナスをもたらすだろう。
世界の商人たちが集まるということは、より開放的な中国に対する評価と期待の表れだ。参加企業の中には「大きくて強大な」企業だけでなく、「小さくとも美しい」企業もある。昨年、“一帯一路”沿線諸国は58カ国が参加。1000社以上が展示を行った。全体の30%を占めたが、今回もその熱意は続いている。10月末までに参加申請した企業のうち、“一帯一路”沿線諸国が3分の1を占める。
国際輸入博覧会というプラットフォームを通じ、より多くの世界の商人が“博覧会出展によるボーナス”を受け取りつつ、より開放された中国をもっと認識するだろう。その恩恵が全世界に波及するに違いない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年11月9日