2019年中国の平均GDP1万ドル突破の見込み 何を意味するか

2019年中国の平均GDP1万ドル突破の見込み 何を意味するか。国家統計局は今月にも2019年の国民経済の成績を発表する。通年の国内総生産(GDP)は100兆元(1元は約15.9円)に迫り、国民一人あたりの平均GDPは1万ドル(1ドルは約109.9円)の大台に乗る見込みだ…

タグ:中国GDP

発信時間:2020-01-15 18:00:54 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

国家統計局は今月にも2019年の国民経済の成績を発表する。通年の国内総生産(GDP)は100兆元(1元は約15.9円)に迫り、国民一人あたりの平均GDPは1万ドル(1ドルは約109.9円)の大台に乗る見込みだ。「経済日報」が伝えた。

世界最大の発展途上国であり、世界2位のエコノミーである中国の平均GDPが1万ドルを突破することは、中国経済と世界経済にとって何を意味するだろうか。

国家発展改革委員会の副主任を務める国家統計局の寧吉■(吉へんに吉)局長は、「こうした経済規模の増大は、国民の所得が増え、暮らしがより豊かになったたことを意味するだけでなく、人類の歴史における重大な進歩でもある。世界銀行の2018年のデータによれば、現在、平均GDPが1万ドルを超える国の人口を合わせると約16億人になる。人口14億人に迫る大国の中国の平均GDPが1万ドルを超えれば、世界の30億人が1万ドルクラスの仲間入りをすることになり、世界に積極的な影響を与えることは間違いない」との見方を示した。

北京師範大学統計学院の李▼(日へんに斤)教授は、「世界銀行の中所得国の所得水準(平均所得が3996-1万2375ドル)を踏まえると、世界の平均所得が3996ドルから1万ドルに達するには54年かかっている。このうち韓国は13年かかり、シンガポールは15年、ブラジルは40年だったが、中国はわずか12年だ。中国は人口の基数が明らかに他の中所得国よりも高く、経済の基盤が弱く、国内環境と外部環境が複雑で変化しやすい状況の中、他国より短い時間で平均所得水準の上昇を実現させ、また包括性に富んだ経済成長(貧困削減)を実現させた。これは確かに容易なことではない」と述べた。

国務院発展研究センター資源・環境政策研究所の李佐軍副所長は、「中華人民共和国が成立した当初、我が国の平均GDPは数十ドルしかなかった。1978年でも156ドルしかなく、2001年になってやっと1千ドルを超えたが、1千ドルから1万元になるのには18年しかかからなかった。ここから中国の経済発展の強靱な原動力と巨大なポテンシャルが十分にうかがえる」と述べた。

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