外食産業が「非接触レストラン」で飲食の安全を保障

外食産業が「非接触レストラン」で飲食の安全を保障。

タグ:非接触レストラン

発信時間:2020-02-25 18:13:28 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

現在、各地は企業活動や工場での生産が再開する段階へと次々に移行しつつあり、外食産業も徐々に回復している。新型コロナウイルスの感染に直面して、消費者の飲食ニーズを満たすと同時に、飲食の安全を保障するにはどうしたらよいか。中国飯店協会が21日に、複数の外食ブランドと共同で初の「非接触レストラン」を実施することを明らかにした。「経済日報」が伝えた。

非接触レストランの仕組みはこうだ。業者が注文専用のQRコードをレストランの外やロビーに掲示し、消費者が携帯電話でそれをスキャンして料理を注文すると、後ろの厨房で料理の情報と受注番号を生成する。料理ができあがると、従業員が決まった受け取り場所まで運び、消費者は番号を確認してから自分の買った料理を受け取る。

同協会の関係責任者によると、今回の「非接触レストラン」モデル店には、老舗レストラン、中国料理レストラン、中国式ファーストフード、西洋式ファーストフードの4タイプがあり、人々が外食に求める味は基本的に網羅している。またレストランには独立した「非接触料理受け取り配達員専用エリア」が設置され、配達員と客が接触しないよう動線を分けている。

実際、2月初めには、多くの外食産業が相次いで「非接触サービス」を試行した。消費者と配達員の安全を保障するため、百勝中国(ヤム・チャイナ)は傘下のケンタッキーとピザハットで「非接触配達サービス」を打ち出した。消費者がアプリケーションやミニプログラムでオンライン注文する際、メッセージ・備考機能で「非接触配達」プランを選び、料理を置く場所を指定し、消費者と配達員が直接接触するのを避けられるというものだ。

喜茶や奈雪之茶も同じようなサービスを始めた。喜茶の関係責任者は、「2月1日から、デリバリーサービス『安心送』を開始し、各店舗で独自にデリバリー安心カードを印刷し、そこに配達するまで料理に触ったすべての従業員の名前と体温を記入するようにした」と述べた。

特殊な時期の中、「非接触」方式で飲食の安全を保障するのが、外食産業にとって有力な措置になっている。現在、デリバリー大手・美団グループの提携企業5万社以上が「携帯電話で注文機能」を開設し、3千社以上は店舗の「非接触注文プラン」のバージョンアップを申請している。美団外売の「非接触配達報告」をみると、1月26日から2月8日までの間に、「非接触配達」を採用した注文量は全注文量の80%以上を占めたことがわかる。

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