現地の党委政府は10年以上前に砂の採取を厳しく制限し、砂の窃盗を厳しく取り締まった。陳さんはバケット船が消え、砂州が徐々に大きくなったことに気づき喜んだ。「今やカモメが戻ってきた。観光客が少ない時であれば、砂州には数千羽下りる」
魚骨砂州は2017年にショート動画で有名な観光地になった。観光客の行為を規範的にし、また観光客の安全を保障するため、岐下村は2018年に出資し旅行会社を設立した。陳さんは責任者に就任した。「最も多い時で、1日に4700人以上が砂州に殺到した。私たちは1日2500人に制限し、さらに安全担当者とライフガードをつけた」
岐下村から魚骨砂州の間には現在、130隻以上の連絡船がある。漁師は余裕のある時に観光客を渡し手間賃を稼いでいる。一部の漁師は専門の船頭になり、10万元以上の年収を手にしている。
陳さんは「近年多くの人から、砂州で飲食業を経営したいと連絡を受けるが、村人は断固反対している。これは先祖が残した宝物であり、汚染を恐れるからだ。岐下村は昨年、旅行会社の収入の100万元以上を利用し村の道路を1本、公園を1つ作った」と笑って話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月4日