広く注目を集める感染症対策特別国債が登場する。財政部(省)は16日、財政資金を調達し、新型コロナウイルス感染症対策と経済社会の発展を統一的に推進するために、財政部は2020年感染症対策特別国債(一期)と2020年感染症対策特別国債(二期)を発行することを決定したことを明らかにした。発行規模はいずれも500億元(1元は約15.1円)、期間5年の固定利付国債と期間7年の固定利付国債がある。新華社が伝えた。
同部がこのほど発表した通知によると、この2つの期間の特別国債は6月18日に入札が行われ、19日に利子の計算期間が始まり、入札の終了から19日にかけて市場に流通し、23日に市場での取引が始まる。
政府活動報告によると、中国は今年、1兆元規模の感染症対策特別国債を発行する予定で、調達した資金は市・県の末端機関に回され、企業と国民に直接恩恵をもたらす。
同部の許宏才副部長はこのほど、「感染症対策特別国債は主に一定の資産所得が保障された公衆衛生などに関するインフラ建設、感染症対策関連費用にあてられ、これには小規模・零細企業の発展支援、財政補助金、家賃減免への補助金などが含まれる。各地は配分の限度額内で一定の割合で機動的に使える資金を留保し、末端機関の特殊な困難がある緊急資金ニーズを解決することが可能だ」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年6月18日