国家鉄路グループ有限公司によりますと、20日午前、紙の切符からeチケットへの切り替えが終了したということです。これにより、中国の鉄道は全面的にeチケットの時代に突入することになります。
中国では、鉄道のeチケットの使用は2018年11月に海南島環状線からスタートし、2019年7月に上海と南京間、成都と重慶間、広州と珠海間、昆明と大理・麗江間の4路線の高速鉄道で普及しました。そして、京広線(北京~広州)、京滬線(北京~上海)、京九線(北京~香港)などの幹線網をカバーし、1300以上の駅に拡大しました。今回の切り替えにより、全国2400以上の駅でeチケットの使用が可能になり、95%以上の旅客に及ぶということです。
また、鉄道部門によりますと、20日零時から正午12時までに、全国で61万9937枚のeチケットが販売され、関連設備の切り替え作業は順調に行われて、利用者の反響も上々だったということです。
「中国国際放送局日本語版」2020年6月21日