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発信時間：2020-06-21 15:32:09 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

　中国各地で操業・生産の再開が進む中、経済社会活動も日常生活も徐々に正常化に向かいつつある。先ごろ発表された一連の主要経済指標からも、景気回復の足取りが加速していることがうかがえる。

 

　中国最大の電力会社である国家電網公司傘下の運営管理部門「国家電力調度通信センター」のまとめによると、全国の生活用電力消費量は6月11日時点で新型コロナウイルス発生前の冬場のピークを上回り、年初来で最大となった。電力消費量を示すグラフからも2カ月連続で伸び続けていることが分かる。

 

　また、景気変動に先行して動く一連の先行指標からも景気の上向きがうかがえる。鉄道、自動車、船舶、航空機などによる旅客・貨物の輸送動向を示す中国運輸生産指数（CTSI）のうち貨物輸送指数を見ると、4月は前年比1.2ポイント低下だったが、5月は同0.8ポイント上昇と今年に入って初めてプラスに転じた。製造業購買担当者指数（PMI）も5月は50.6と、景況判断の節目となる50を3カ月連続で上回った。

 

　景気回復の足取りが加速するのに伴い、企業の投資マインドが改善してきている。安徽省では、ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン（VW）が自動車の電動化戦略促進に向け、約20億ユーロを追加投資すると発表。同省合肥市にある合弁EVメーカー、江淮大衆汽車への出資比率引き上げや、リチウムイオン電池大手、合肥国軒高科動力能源（国軒高科）への出資を明らかにした。天津市では、スイスの食品世界最大手ネスレが世界最先端のアイスクリーム生産ラインの稼働を開始したほか、7億3千万元を投じて新製品の生産ラインの新設を進めると発表した。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2020年6月21日

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