中国石炭工業協会が明かした情報によると、「十三五(第13次五カ年計画、2016-2020年)」期に、中国の石炭クリーン高効率利用は加速した。2020年末時点で、全国の石炭火力発電所の超低排出・省エネ改造は9億5000万キロワットに達し、全国の石炭火力発電所の設備容量の約76%を占めた。ばら石炭総合整備と石炭減量代替は著しい効果を上げ、「十三五」期のばら石炭使用量は2億トン以上減少した。
また、石炭生産能力調整目標任務も超過達成し、石炭資源開発の合理化が進んでいる。2020年末時点で、全国で約5500カ所の炭鉱が廃鉱となり、立ち遅れた石炭生産能力は10億トン/年以上減り、炭鉱の数は4700カ所以下に減少した。全国に完成した年間生産量120万トン以上の大型現代化炭鉱は1200カ所以上で、生産量は全国の約80%を占める。炭鉱生産の中心が資源条件良好、採掘条件良好の山西・陝西・内蒙古に集中する動きが加速し、2020年の山西・陝西・内蒙古の原料炭生産量は全国の71.5%を占めた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年3月6日