中国人民銀行の易綱総裁は20日、中国発展ハイレベルフォーラム2021年年次総会の円卓会議で、「我々には金融政策の調整の大きな余地が残されている。中国の金融政策は終始、正常な範囲内を維持する。ツールと手段が十分で、金利水準が適度だ。我々は正常な金融政策の余地を惜しみ、これを活用することで、政策の連続性・安全性・持続可能性を保つべきだ」と表明した。
易氏は円卓会議でデータを列挙し、「現在の広義マネーサプライ(M2)の前年同期比の伸び率は10%前後で、名目GDPの伸び率とほぼ一致する。10年物国債利回りは約3.2%で、7日物リバースレポ金利は2.2%だ。昨年の消費者物価指数(CPI)は前年比で2.5%上昇した」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年3月22日