炭素排出目標の設定が業界のモデル転換を後押し 2020年、世界の天然ガス業界は低迷し、新型コロナ流行と景気後退のダブルの圧力により、エネルギー消費量は一時期前年同期比4.5%減少、エネルギー関連投資は約20%減少、新たに発見された天然ガス埋蔵量は同30%減少し、投資家は川上プロジェクト開発に慎重になった。
一方で、中国の天然ガス業界は「独り勝ち」状態で、通年の石油消費量は7億200万トン、製油能力は8億7000万トンに増加し、経営主体の多元化も進み、天然ガス消費量は前年比7.1%増加した。
業界関係者は、天然ガス業界の発展状況が良好なのは、中国が新型コロナ流行を有効的に押さえ込み、真っ先に景気回復を果たしたためだと話す。また、炭素排出のピークアウト、カーボンニュートラル目標の設定も天然ガス業界のモデル転換を後押ししたという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年4月26日