今年のメーデー連休には、力強いニーズに支えられた「埋め合わせ的旅行」の波がやって来るとみられる。25日に支付宝(アリペイ)のオープンプラットフォームで明らかになったデータによると、連休に先立つ旅行関連サービスの検索量が目に見えて上昇しているという。「北京日報」アプリが伝えた。
旅行に出かける人にとって、防疫は引き続き「硬直的需要」だ。今月のアリペイの「新型コロナウイルスワクチン」の検索量は前月に比べ8倍以上増加している。
これまでに、全国のうち浙江省、上海市、黒竜江省、海南省、貴州省、山西省を含む7省・直轄市が、携帯電話によるワクチン接種サービスや接種の登録サービスをアリペイでできるようにした。ワクチン接種を希望するユーザーは、アリペイで「新型コロナワクチン」を検索すれば予約や登録が可能で、家族の予約を代わりに行なうこともできる。
また出かける人々に便宜を提供し、防疫を便利で迅速に行えるようにするため、北京市、四川省、上海市、貴州省、海南省などは健康コード、PCR検査の証明、ワクチン接種記録といった複数の情報が1つのコードに集約される「1コード融合」サービスに対応し、ユーザーがアリペイで「健康コード」と検索すると、これらの情報がすぐに表示されるようにした。
「旅行の波」がペット預かりサービスに火を付ける 関連の検索量7倍増
連休を控え、ペット関連サービスの検索熱も上昇中だ。中でも「ペット預かりサービス」の検索量は前年同期比7倍以上も増加し、ペットショップに預けるのが「ペットに奉仕する飼い主たち」の旅行前の主な選択肢になっている。
もちろん、ペットと一緒に旅行に行く若者もたくさんいる。この1週間にアリペイで「ペットの預け入れ」を検索した人は前年同期に比べて3倍以上増加した。順風車(ライドシェアサービス)のペット版のニーズも大幅に増加し、アリペイの同サービスの検索量は前年同期の10倍になった。
多様化するペットサービスのニーズに対応するため、アリペイは「ペット一条街」サービスをリリースし、ユーザーが「ペット」と検索すると、ペットの健康コード、預かりサービス、保険、病院、おもちゃなど関連サービスの情報をすぐに取得できるようにした。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年4月27日