商務部(省)の高峰報道官は29日に行なわれた同部の定例記者会見で、「現在、世界の新型コロナウイルスの感染状況及び国際環境は複雑で非常に厳しく、国境を越えた投資は低迷を続け、国境を越えた人の流動はスムーズにいかず、企業誘致や外資導入の動きは妨げられている。新たな不確実性が増大しており、今年の外資導入の動きは引き続き大きな圧力に直面している」と述べた。中国新聞網が伝えた。
【記者】今年第1四半期(1-3月)には全国で新たに設立された外資系企業は前年同期比47.8%の増加、2019年同期と比較しても6.7%の増加を達成した。その原因は何か。これは中国のビジネス環境が改善されていることを物語っているか。
【高報道官】今年第1四半期の中国の実行ベース外資導入額が急速な増加を達成したのは、(比較の対象となる)前年同期の基数が低かったという要因だけでなく、中国経済が感染症の影響から安定的に回復し、市場の見通しが楽観的で、ビジネス環境が改善を続け、外資系企業の信頼感が高まり、投資への期待が安定傾向の中で好調さを維持したことが主な要因だ。商務部がこのほど外資系企業3200社あまりに対して行なった調査によると、企業の96.4%が将来の経営の見通しに全体として積極的な態度を示し、この割合は今年初めの調査時より2.1ポイント上昇した。
同時に、私たちは、目下の世界の新型コロナウイルスの感染状況及び国際環境は複雑で非常に厳しく、国境を越えた投資は低迷を続け、国境を越えた人の流動はスムーズにいかず、企業誘致や外資導入の動きは妨げられている。新たな不確実性が増大しており、今年の外資導入の動きは引き続き大きな圧力に直面していることについても注意を払っている。今後、私たちは党中央と国務院の決定・計画に基づいて、対外開放を持続的に拡大し、ビジネス環境を持続的に最適化し、外資導入規模の全体的な安定を維持することを前提として、構造を改善し、質を向上させ、努力して外資安定の目標・任務を実現するよう力を入れていく。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年4月30日