菏沢徳億利木業有限公司が製造する棺は遠くスペイン、イタリア、フランスなどへ販売される。こうした欧州へ輸出される棺は日本への棺とは形状が異なり、主に多角形か楕円形が中心で、頭の方が広く足の方が狭く、表面は塗料仕上げが必要だ。
同社の責任者の古安華さんは、「自分はこれまでずっと広東省で棺加工のビジネスをしていた。会社が広東にあった時はずっとスペインや南アフリカの市場に向けてビジネスをしていた。2016年に曹県に移ったのは、主にここが桐材の生産拠点で、棺の原材料が豊富だからだ。移転後はイタリア、フランス、ルーマニア、ロシアなどの市場を開拓し、毎年約3万基を輸出している」と話した。
荘寨鎮党委員会の郭鳳民書記の説明では、「荘寨鎮は棺の加工だけでなく、中国の重要な集成材生産拠点でもあり、中国最大の桐加工輸出による外貨獲得の拠点でもあり、桐製品の輸出量は中国の同類製品の輸出量全体の70%を占める」という。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年5月24日