世界ディスプレイ産業大会が17日、合肥市で開幕した、投資総額267億元の46件のプロジェクトの契約が交わされた。これには川上の原材料、部品、設備、中流のパネル、モジュール、川下の応用、端末などの整った産業チェーンが含まれる。
上海協力機構(SCO)のウラジミール・ノロフ事務総長は、「SCOの加盟国である中国は世界2位の経済体で、ディスプレイ及びパネルの製造能力が世界トップだ。多くのディスプレイ技術が世界トップ水準に達している」と述べた。
ノロフ氏が述べたように、安徽省の新型ディスプレイ産業は投資規模が大きく、技術の進歩がスムーズで、研究範囲が広いという特徴を示しており、かつ中国で真っ先に進展を実現した。
安徽省の王清憲省長によると、安徽省は全国で最も早く新型ディスプレイ産業を発展させた地域の一つだ。液晶ディスプレイ、柔軟性ディスプレイ、レーザーディスプレイ、マイクロディスプレイを含む整った産業体制を構築した。
工業・情報化部の王志軍副部長によると、中国の昨年のディスプレイ産業の売り上げは4460億元で、世界の40.3%を占めた。産業規模が世界一となった。
基幹分野の画期的な進展について、新型ディスプレイ製品は5G通信、超高画質動画、AI、VR、IoTなどの新型産業との融合革新を加速している。車載電子機器、遠隔医療、工業制御などの分野で多くの成果を手にし、業界成長の新たな原動力を形成した。
中国科学院の欧陽鐘燦院士は「中国の電子工業は長期的に、半導体とディスプレイが不足していた。国と市場の共同の努力により、中国のディスプレイ不足の局面が完全に変わった」と述べた。
工業・情報化部電子情報司の喬躍山司長によると、第13次五カ年計画期間(2016−20年)だけでも、中国のパネル生産ラインの建設・投資額は8000億元にのぼる。2020年末現在の生産能力は2015年より140.9%増加。
王氏は「工業・情報化部は今後、第14次五カ年計画及び綱要の要求に基づき、産業チェーンとサプライチェーンの安定及び最適化をめぐり、中国の新型ディスプレイ産業の集約化・クラスター化・生態化発展を促進し、ディスプレイ産業の高品質発展をより良く実現する」と表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年6月29日