省エネ意識及びエネルギー効率水準の向上などを総合的に考慮し、中国の2025年の全社会電力消費量が約9兆5000億kWhに、第14次五カ年計画期間(2021−25年)の年平均増加率が4.8%になる。中国電力企業連合会がこのほど発表した「中国電力業界年間発展報告書2021」によると、中国の全社会発電設備容量は25年に29億kWにのぼり、非化石エネルギー発電設備容量が占める割合が52%に達する見通しだ。
中国電力企業連合会の郝英傑秘書長は、「CO2排出ピークアウトとカーボンニュートラルを背景とし、中国の電力消費は着実かつ持続的に増加している。電力業界は自身のピークアウトの苦しい任務に直面しながら、全社会の早期ピークアウトを支えなければならない。今後の電力代替の大きな潜在力が残されており、全社会の電気化の程度が着実に上がる。新たな発展構造が電力消費の持続的な増加、新旧の原動力の切り替え、伝統的な高エネルギー消費業界の増加率の低下をけん引する。ハイテク及び設備製造業と現代サービス業が電力消費増の主な推進力になる。新型都市化の建設が電力の需要の確かな増加を促す」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年7月12日