ベネズエラの首都カラカスの情報によると、ベネズエラ政府は8月29日の声明で、米国が新型コロナウイルス起源調査を政治問題化していることについて「非常に危険」だと指摘し、国際社会が一致してこれを非難するよう呼びかけた。
ベネズエラ外交部は同日夜、公式サイトやソーシャルメディア上で声明を発表し、新型コロナウイルスの起源という非常にセンシティブな問題をめぐり、「米国政府がウイルスの起源を中国に結びつけようとしており、このような危険なやり方は問題の適切な解決に何ら寄与しない」と指摘した。
声明は、「ベネズエラ政府は、新型コロナウイルス起源調査が多くの関係者の協力を必要とする科学的な問題であると固く信じている」と指摘。同国政府はまたこの声明で、中国がこの感染症対策で国際社会に協力と支援を提供したことを高く評価した。
同国のロドリゲス副大統領はその後、SNSでこの声明を転載した。 同氏は米国の「不公平かつ不合理で、科学的根拠が全くない」やり方に反対を表明し、ベネズエラは中国と協力してコロナ対策に取り組むことを改めて表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年9月4日