中国(上海)自由貿易試験区の「離岸通」プラットフォームが14日、同区の外高橋保税区でリリースされた。同プラットフォームは海外データを効果的に統合し、銀行がオフショア貿易の信憑性をより良く審査できるようにし、自由貿易区の「世界と売買し、世界と調整する」の利便性を上げる。
オフショア貿易は、海外で貨物が輸送され、国内で資金決済が行われる特殊な貿易モデルだ。説明によると、「離岸通」プラットフォームは海外の税関通関データ、国際海運データ、港湾積卸データを導入し、銀行の企業に対するオフショア貿易行為の信憑性の判断を補助する。
「離岸通」プラットフォームは現在まで海外17カ国の税関通関データを取得しており、かつ約60%の国際海運業務をカバーする船会社及び港湾の積卸情報と結合している。世界のデータの統合により、同プラットフォームは浦東新区企業のオフショア貿易の信憑性の判断をサポートできるだけでなく、将来的にはサービス範囲を長江デルタ及び全国に拡大できる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年10月15日