米国の小売店はホリデーシーズンの記録的な消費のピークに期待しているが、米国人の10分の1にとっては、30年ぶりの物価上昇率を記録した今年のクリスマスの雰囲気には変化が生じている。シンガポール華字紙「聯合早報」(電子版)が17日、ブルームバーグの記事を引用し伝えた。
所得の約3分の1を食品やエネルギーなどの必需品に用いる低所得世帯にとって、物価上昇の影響は特に深刻だ。最近上がった給料が物価上昇によって相殺され、しかも約750万人を支援する連邦感染対策救済計画も満期となり、物価が急上昇している。
米シンクタンク、経済政策研究所のJosh Bivens研究主任は、「短期間内に家計に大きな圧力をもたらす出来事は、低所得世帯の日々をより苦しくする。圧力を消化する余裕がないからだ」と指摘した。
経済回復時の貧富の格差は、ホリデーシーズンに顕在化する。ある調査によると、1セントも無駄遣いしないと回答した米国人は11%以上で、過去10年で最高の割合(前年の2倍以上)となった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年11月18日
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