フフホト税関の発表によると、内蒙古(内モンゴル）自治区の「一帯一路」沿線諸国との貿易額が、2014年から今年10月までの累計で4786億4000万元にのぼり、同期の内モンゴルの貿易額全体の63.1％を占めた。一帯一路沿線諸国は内モンゴルの貿易の「主力軍」になっている。

　内モンゴルの貿易において、民間企業が終始中心的な地位を占めている。民間企業の8年間の一帯一路沿線諸国との貿易額は4124億9000万元で、同期の内モンゴルの一帯一路沿線国との貿易額全体の86.2％を占めた。

　統計によると、内モンゴルの8年間の一帯一路沿線諸国への輸出品は、農産物、鋼材、機械電気製品が中心だった。農産物の主な輸出先は中東諸国で、鋼材はコストパフォーマンスが高く東南アジアで大きな市場を持つ。この3者は、今年10月までの一帯一路沿線諸国への輸出額全体の55％を占めた。輸入品は石炭、銅鉱石、木材及び木製品などが中心で、その輸入額は866億9000万元、767億4000万元、764億元にのぼった。その合計は、同期の一帯一路沿線諸国からの輸入額の75.2％を占めた。

　内モンゴルは8年間に渡り、一帯一路共同建設の高品質発展をめぐり、新たな貿易パートナーを積極的に開拓した。対外貿易市場が絶えず拡大した。内モンゴルは今年10月末までに一帯一路沿線64カ国と貿易を行っている。

 「中国網日本語版（チャイナネット）」2021年11月26日