国務院新聞弁公室は29日、『中国の輸出規制』白書を発表した。中国が輸出規制の白書を発表するのは初めてで、中国の輸出規制・ガバナンスの整備をめぐる立場、制度、実践を全面的に紹介し、世界の平和と発展の維持、国家安全と国際安全の維持に関する主張と行動を示すことを目的としている。
白書は以下のように記した。世界は100年に一度の大変動を経験している。不安定性と不確定性が著しく高まり、世界の安全保障体制と秩序はダメージを受け、世界の平和は様々な試練と脅威に直面している。公正で合理的、差別のない輸出規制は新たな情勢下の世界・地域の安全リスクと試練への効果的な対応、世界の平和と発展の維持において地位と役割が高まっている。
各国は輸出規制作業に重視し、積極的に推し進め、法制度の構築と実施を通し、輸出規制を強化・規範化している。中国は国連安全保障理事会の常任理事国、貨物貿易・製造業の世界1位の国として、国家安全の維持、世界の平和と地域安全の維持という原則に基づき、輸出規制・ガバナンスを絶えず改善している。
新時代に入り、中国は全体の国家安全観を貫き、経済グローバル化に積極的に溶け込んでいる。中国はよりハイレベルの開放型経済の新体制と安全な中国の建設に着眼し、質の高い発展とハイレベル安全の良好な相互作用を実現し、輸出規制体制の現代化を推し進め、輸出規制・ガバナンスの新たな発展と成果を上げている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年12月29日