中国国際航空、南方航空、華夏航空、春秋航空、吉祥航空が29日夜までに、今年第3四半期の業績報告を発表した。それによると、5社の今年第3四半期の営業収入は計579億3800万元だった。親会社の株主に帰属する純利益は上半期の赤字の流れを変えられず、169億元弱の赤字だった。
記者の調べによると、「感染症」「原油価格」「為替レート」という3つのキーワードが、5社の報告の「赤字の原因」に見られる。
感染症により、民間航空の旅客の需要が今年に入り急減している。今年上半期の民間航空の旅客数は延べ1億1800万人で、19年同期の36.7%のみだった。またコスト側の重要な支出項目である燃料価格の高騰も、航空会社に大きな圧力を形成した。さらに航空会社の海外からの航空機・航空機用資材調達や国際線業務が主に外貨建てで決済されることから、為替レートも航空会社の業績に影響を及ぼす大きな要素だ。今年に入り元安が進行しており、航空会社の為替差損が増加した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年11月1日