生態環境部や工業・情報化部などの部門はこのほど公告を発表し、2023年7月1日より全国範囲で自動車排ガス基準「国6基準」の「6b」段階を全面的に導入し、6b段階に合致しない自動車の生産・輸入・販売を禁止するとした。
業界関係者は、6bの全面的な導入は、ガソリン車市場の更新・アップグレードの促進と新エネ車市場に積極的な推進力をもたらすとの見方を示した。
産業の志向と政策のサポートを受け、自動車メーカーは展開を加速し、市場はモデルの革新を持続的に模索している。奇瑞汽車はこのほど地方進出優遇策を発表した。同社の車種「QQ冰淇淋」の地方での販売で、1台あたり1000元の補助を支給する。充電サービス業者の能鏈智電は農村部での事業展開に取り組み、全国5万5000軒をカバーする充電器57万5000台の充電サービスネットワークを形成した。杭州龍源電力と関連機関は充電ステーションの最良の給電プランを共同で策定し、デジタル技術により充電スポットの稼働状況と充電保護システムをリアルタイムで監視する。
中国汽車工業協会の副チーフエンジニアの許海東氏は、「産業高度化が大きな流れとなっている。排出基準の導入も消費促進策の発表も、自動車産業全体のグリーンなモデル転換をさらにけん引し、新エネ車の普及と使用を早める。今後は政策の実施に取り組み、自動車産業全体の競争力と発展の質を持続的に高めるべきだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年5月24日