Kindleが中国撤退、空白を埋めるのは?

中国網日本語版  |  2023-06-28

Kindleが中国撤退、空白を埋めるのは?。

タグ:Kindle 中国撤退 

発信時間:2023-06-28 14:30:44 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 アマゾン傘下の中国のKindleストアが今月30日、運営停止となる。国内電子書籍市場で重要な地位を占めていたKindleの不在による空白は誰が埋めるのだろうか。

 調べによると、国産電子書籍は製品の多様性、システムの実用性、コンテンツの開放性の面で大きな強みを持っており、持続的にユーザーから受け入れられている。掌閲、漢王、文石などの電子書籍製品が現在、EC売上80%以上の高成長を実現している。

 「2022年世界・中国電子書籍リーダー業界トップ企業市場シェア及びランキング調査研究報告書」によると、中国はすでに世界3位の電子書籍リーダー消費市場になっており、今年の市場規模は85億元を超える見込みだ。

 中国社会科学院新聞・伝播研究所デジタルメディア研究室主任で研究員の黄楚新氏は、「電子書籍企業にとって、製品技術が伯仲している場合、読書エコシステム、マーケティング戦略、コンテンツの著作権が、ブランドの成功を決める有力な武器になると思われる。国内電子書籍市場の重要な変化は、ユーザーの読書習慣の断片化だ。そのため電子書籍リーダー企業は使用シーンの拡大に取り組み、ユーザーの多元的な使用習慣に合わせるべきだ」と述べた。

 例えばファーウェイの電子ペーパータブレット「MatePad Paper」は、普通の電子書籍リーダーではなくスマートな事務用品で、読書と同時にデバイスを跨ぐ相互接続が可能だ。例えばファーウェイ製のスマートフォンやノートPCなどと総合接続し、関連文書を双方向で伝送し、事務仕事を行える。

 専門家は、電子書籍企業は将来的に、読書、読み上げ、交流コミュニティ、画像スライドなどの形式を一体化させた全メディア行列形式を構築し、読者に没入型の読書体験を提供するべきと述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年6月28日

Twitter Facebook を加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集     中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで