乗客が携帯アプリを使い、上海市浦東新区の規定エリアで注文を出すと、自動運転タクシーが遠くから駆けつける。乗車後、後部座席の前方のディスプレイの「開始」をタップすると運転が始まる。車はカーブや信号機で自動的にブレーキをかける。最高時速は47キロにのぼる。
百度智行、AutoX安途、小馬智行の3社の15台が8日、上海市浦東新区が初めて発給する自動運転スマートコネクテッドカー路上テストナンバープレートを取得した。3社は浦東新区行政区域内で定められた区間及びエリアで、車内全無人のスマートコネクテッドカー路上テストを実施する。
北京市も7日、正式に自動運転「車内無人」商業化試行段階に入った。北京市ハイレベル自動運転モデルエリア活動弁公室は、「企業は関連要件を満たした後、北京市スマートコネクテッドカー政策先行エリア内で、一般人向けに常態化自動運転有料移動サービスを提供できる」と発表した。先行エリア内の無人化テスト車輌は現在116台で、テスト総距離は200万キロメートル弱、商業化試行受注量は150万人超。
「北京市スマートコネクテッドカー政策先行エリア自動運転移動サービス商業化試行管理細則(試行)」改訂版によると、自動運転の「車内無人」商業化試行段階においては、自動運転企業のサービス能力の審査をより重視する。主に乗客の車内の安全リスク、交通環境リスク、自動運転機能のリスクのソリューションをめぐり、専門的な論証と実車評価を行う。同時に商業化試行車両に的を絞り、監督管理側は日常監督管理専門内容及び緊急対策案を策定し、車両の道路活動の秩序ある展開を保証しなければならない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年7月13日