西部陸海新ルート運輸協調委員会の発表によると、西部陸海新ルート海上・鉄道複合一貫輸送路線の今年の貨物輸送量が46万7000TEUにのぼり、前年同期比11%増となった。
国内を見ると、西部陸海新ルートは西部地区の物流の難題を解消し、地域協同発展を促した。陝西省と新疆ウイグル自治区の石炭が陸海新ルートを通じ重慶市などに運ばれ、現地のエネルギー安全を保障した。青海省の炭酸ナトリウムが陸海新ルートを通じ広西チワン族自治区に運ばれ、現地のガラス産業を支えた。広西チワン族自治区のガラスが陸海新ルートにより四川省と重慶市に運ばれ、現地の自動車産業を支えた。
海外を見ると、西部陸海新ルートは産業チェーン・サプライチェーンの安全を守り、陸海内外連動を促した。今やカンボジアの米、タイのココナッツやマンゴスチン、ベトナムのパッションフルーツやドリアンなど、ASEAN諸国の多くの農産物が陸海新ルートを通じ中国市場に入り、中国人消費者の食卓の「常連客」になっている。同じく中国の新エネ、新材料、機械・電気製品などは通関一体化モデルを採用しており、税関の輸出申告完了後、鉄道と海運によりシームレスで海外に運ばれる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年7月28日