国家統計局のデータによると、今年1−6月の全国の飲食業の収入は前年同期比21.4％増の2兆4329億元だった。消費の「四天王」の一つである飲食業の消費は、社会消費財小売総額の約1割を占め、消費回復・拡大の重点分野となっている。

　中国調理協会の分析によると、1−6月の全国の飲食業の収入の伸び率は前年同期を29.1ポイント上回り、一定限度額以上の飲食業の収入の伸び率は前年同期を31.3ポイント上回った。飲食業の収入の伸び率は社会消費財小売総額を13.2ポイント上回った。全国の飲食業の収入の全体規模は2019年同期を上回った。

　中国チェーン経営協会とPwCが共同で発表した「中国チェーン飲食企業資本之路シリーズ報告書2023」によると、サンプルブランドの過半数が、今年の売上高が2019年の水準まで回復すると予想している。うち中国式ファーストフード、正餐、火鍋の回答者が飲食市場への強い自信を示した。

　一部の業界観測筋によると、飲食企業及び業者はより実務的で、過度なマーケティングを求めず、製品とサービスを深く切り拓くことで、最大の誠意により消費者の需要を満たそうとする。

　「北京消費シーズン夜京城イベント」がこのほど開幕した。40カ所超の商業圏、200超のブランド、1万店超の店舗が市民に飲食などの夜間消費の選択肢を提供する。広東省広州市商務局が発表したデータによると、広州市の夜間営業の飲食店がすでに15万店を超えており、0時も営業を続ける飲食業者が25％超を占めている。回復を続ける飲食業は消費回復を後押しし、人々の美しい生活の需要を支えている。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年8月8日