海南省各部門の責任者は28日、中共海南省委員会宣伝部「海南自由貿易港の高品質発展の加速と促進」に関する特別会見にて、海南省は国際高基準経済・貿易ルールとの合致を模索しており、対外接続水準を高め、中国最高水準の対外開放プラットフォームを構築すると表明した。
海南省商務庁の李勰副庁長によると、海南自由貿易港は制度型開放を着実に拡大し、地域的な包括的経済連携協定(RCEP)の経済・貿易ルールの実施を急いでいる。環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)に合わせ先行試験を実施し、一部の施行措置の第1期全島封関運営ストレステストリストへの組み入れを促し、連結の試行に参加するよう企業を指導している。
李氏によると、海南自由貿易港はデジタル経済パートナーシップ協定(DEPA)のルールとの連結を急ぎ、デジタル貿易発展計画及び実施案を策定し、デジタル貿易を力強く発展させるという。
海南省は対外開放を拡大するため、太平洋とインド洋を見据える航空区域ポータルハブを重点的に構築中で、洋浦で西部陸海新ルート国際水運ハブを建設している。海南省交通運輸庁の馬士傑チーフエンジニアによると、海南国際航空市場の開放活動が現在推進中で、今後はより多くの乗り継ぎ航空路と直通航空路を開通する。
中共儋州市委員会常務委員、洋浦経済開発区工作委員会副書記、管理委員会常務副主任の任延新氏によると、現在は計40隻の国際船舶が「中国洋浦港」船籍港に加入しており、将来的により開放的な国際船舶登録制度を導入する。ASEANとの物流資源統合、鉄道・海路輸送班列、国内外航路などの効果的な接続を重点的に強化する。ASEAN及び西部陸海新ルート沿線都市を支える国際・国内双方向集中調達センターを協力し構築する。
海南省は今年「世界自由貿易港パートナー計画」を実施し、国際経済・貿易協力のより広範でより多くの分野を含むより深いレベルの対外開放構造を構築する。中共海南省委員会外事工作委員会弁公室の曾暁明副主任によると、海南省はすでに韓国済州国際自由都市やマレーシア・クラン港自由貿易区などの自由貿易区(港)と交流・協力を実施しており、さらに多くの自由貿易区(港)とパートナーシップの構築に関する議論を掘り下げる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年8月29日