海洋温度差エネルギーは再生可能エネルギーの一つだ。これは海洋表層の海水と深層の海水の間の温度差により形成されるエネルギーを指し、開発の高い価値と潜在力を秘めている。中国地質調査局広州海洋地質調査局が中心になり研究開発した20kW海洋浮遊式温度差エネルギー発電装置がこのほど、南中国海での海上試験に成功し、広州市南沙区に帰還した。今回の試験の発電時間は4時間47分で、最大発電出力は16.4kW、発電有効利用率は17.7%。実際の海の環境における海洋温度差発電の原理検証と実用化は中国初で、中国の深海エネルギーの開発と利用を力強く促した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年9月12日