国家統計局、科学技術部、財政部はこのほど「2022年全国科学技術経費投入統計公報」(以下「公報」)を発表した。公報のデータによると、2022年の中国の全社会の研究開発(R&D)経費は3兆元を突破し、前年比10.1%増の3兆782億9000万元にのぼり、高い伸び率を維持した。
国家統計局社会科技・文化産業統計司の統計学者の張啓龍氏は、「中国のR&D経費は1兆元から2兆元に上がるまで8年かかったが、2兆元から3兆元は4年のみだった。これはイノベーションを第一の原動力とし、イノベーション駆動発展戦略の実施を急ぐ中国の近年の取り組みの効果を十分に示した」と述べた。
2022年の中国のR&D経費投入強度(R&Dの対GDP比)は前年比0.11ポイント増の2.54%で、伸び率が過去10年で2番目に高かった。中国のR&D経費投入強度は世界13位で、EU(2.2%)と経済協力開発機構(OECD)諸国(2.7%)の平均水準の間で、OECD諸国との差がさらに縮まっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年9月19日