商務部がこのほど発表したデータによると、ハイテク産業は今年1-8月の外資導入の見所となった。ハイテク産業の実行ベース外資導入額は19.7％増で、うち電子及び通信設備製造業は39.7％増、医療機器設備・計器製造業は25.6％増だった。ハイテク技術サービス業のうち研究開発と設計サービス分野は57.1％増。

　1-8月の全国の新規外資系企業の登録数は前年同期比33％増の3万3154社で、実行ベース外資導入額は5.1％減の8471億7000万元だった。商務部外資司の責任者によると、1-8月に全国の実行ベース外資導入額が前年同期比で減少したことには、主に次の2つの原因がある。（1）世界経済の回復が遅れ、国を跨ぐ投資の原動力が乏しい。国連貿易開発会議（UNCTAD）が発表した「世界投資報告書2023」によると、2022年の世界の海外直接投資は12％減少し、今年も減少の大きな圧力に直面している。（2）前年同期の基準値が高かった。中国は2020-22年に不利な影響を克服し、外資の取り組みを持続的に強化し、外資導入の持続的かつ安定的な増加を実現した。中国の2022年の外資導入規模は1兆2000億元超で記録を更新し、3年の年平均増加率が8.6％となった。昨年の1-8月の実行ベース外資導入額も同期としては過去最大だった。

　同責任者は、「外資による投資は市場の行為であり、段階的な変動は正常だ。規模と構造を見て、現在と長期を見るべきだ。1-8月のハイテク製造業の実行ベース外資導入額は19.7％増で、外資導入の質が持続的に上がっている。全国の新規外資系企業の登録数は前年同期比33％増で、外資の長期的な対中投資の自信を十分に示している」と述べた。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年9月19日