国務院が2014年に発表した「都市規模区分基準の調整に関する通知」によると、都市規模区分基準は市街地の常住人口に基づき5タイプ・7種類に分けられる。うち市街地常住人口が500万人以上1000万人以下の都市は特大都市で、1000万人以上は超大都市。2020年の第7回全国人口センサスで発表された常住人口データにより計算すると、蘇州市の市街地常住人口は512万5100人。つまり蘇州は特大都市になったということだ。
特大都市になることの意義
国務院発展研究センターの馮文猛研究員は、「特大都市は都市にとって重要なハードルだ。特大都市になることは、都市の発展に積極的な影響を及ぼし、より多くの政策のポテンシャルエネルギーを得られる」と述べた。
馮氏によると、蘇州が特大都市になったのは地域の人口増減の二極化を背景とする人口集中の結果であり、同時に蘇州の人口・人材への魅力をさらに高める。蘇州は産業発展の基礎が良好で、ハイエンド製造やバイオ医薬などの配置が丁寧で、産業発展により多くの雇用を創出する。
馮氏は、「特大都市になったことは、都市の魅力がさらに上がり、影響力も上がることを意味する。しかしメリットだけではなく挑戦もある。例えば大都市病の防止、資源要素の価格上昇の防止、相対的な競争力の弱体化の回避、都市管理の計画及び対策の準備を考慮する必要がある」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年9月21日