インドネシアの週刊誌「テンポ」は9月13日、「東南アジアの『一帯一路』は希望に満ちている」と題した記事を掲載した。筆者はインドネシア・パラヒャンガン・カトリック大学国際関係学科のイラヴァン・ハトノ講師で、記事の内容は次の通り。
中国の「一帯一路」イニシアチブは、地域をつなぐプロジェクトで東南アジアの姿を変えた。
ASEANはこの地域の政治・経済同盟だ。中国はこの地域連合を通じて、東南アジアの近隣諸国との経済的結びつきを強めている。中国はこのほどASEAN中国自由貿易協定(ACFTA)アップグレード版の詳細を固めたが、もうひとつの重要なプロジェクトである「一帯一路」イニシアチブも注目に値する。
この大規模なイニシアチブは2013年に始動し、多くのインフラプロジェクトに資金調達契約を提供、中国と世界の多くの地域を結ぶ見通しだ。
中国大陸南部とASEAN諸国は国境を接しており、多くのプロジェクトを計画している。
世界経済の成長が衰退すると予想されるなか、ASEAN諸国の多くは「一帯一路」イニシアチブをインフラ整備および国内経済活性化の機会と捉えている。
ASEANの中規模経済国は「一帯一路」イニシアチブによる最大の受益者だ。彼らは中国の協力協議の提案に応じることで、債務の罠に陥ることなく自国の発展を推し進めている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年9月23日