先ほど開かれた杭州アジア競技大会には、海外から多くの観客が集まった。これはさらに多くの消費及び決済の需要をもたらした。支付宝(アリペイ)のデータによると、アジア競技大会の開幕後、入境観光客の支付宝による1日平均の決済件数が開幕前と比べ68.8%増加した。
域外人員の中国滞在中の決済サービスが再びアップグレードされた。域外携帯電話番号でデジタル人民元ウォレットの登録と開設を済ませ、域外銀行カードによりウォレットにチャージし、決済を行えるようになった。また一部の域外ウォレットにより、中国大陸部の支付宝や銀聯などのQRコードをスキャンする決済・消費も可能だ。
デジタル人民元は最近、域外銀行カードの「チャージしてから使用」の新機能をリリースした。域外訪中人員は、ビザカードやマスターカードなどの域外銀行カードでウォレットにチャージし、決済できる。ウォレットに残高があれば域外カードに戻すことも可能だ。
中国人民銀行の張青松副総裁によると、同行は近年、越境決済の利便性向上の推進において、域外カード紐付けフローの最適化、法律と規定に基づく域外ウォレットの受理を積極的に指導している。域外人員の中国での生活・観光における決済の利便性を高め、東南アジアなどの地域との決済コードの相互認証を促している。域外受理ネットワークを拡大し、越境人文交流及び経済・貿易往来を促進している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年10月9日