第4四半期になり、通年の経済目標の達成に向け重要なラストスパートの時期に入った。中国の遼寧省や安徽省などの重大プロジェクトがこのほど集中的に着工・建設され、第4四半期の投資安定及び安定成長の重要な足がかりになっている。
遼寧省ではこのほど1100件以上の新規プロジェクトが着工した。投資総額は1600億元以上。通年の固定資産投資に新たな原動力を注いだ。
安徽省では今年の第4期となる重大プロジェクトが着工した。プロジェクト数は1089件で、投資総額が7074億6000万元に達した。投資分野は製造業、インフラ、民生など多岐にわたる。
第4四半期以降、河南省、福建省、広東省などの各地で多くの重大プロジェクトが集中的に着工している。投資総額は多くが1000億元弱で、一部地域では数千億元にのぼっている。
「上海証券報」の調べによると、先進製造業や戦略的新興産業などの産業プロジェクトが、各地の重点的な投資先になっている。例えば今回の安徽省の第4期集中着工重大プロジェクトのうち、戦略的新興産業プロジェクトの数が3割以上となっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年10月19日