ネスレ大中華圏董事長兼最高経営責任者(CEO)の張西強氏はこのほど、新華社記者の書面による独占取材に対し、中国国際輸入博覧会(CIIE)は中国が積極的に世界へ市場を開放する重要な措置になっているとの見解を示した。中国で消費の多様化と個性化が進む中、輸入博覧会はネスレに全方位の交流と相互作用の開放的なプラットフォームを提供し、ブランドが消費者のニーズに応えられるよう後押ししている。
ネスレは輸入博覧会に今年で6回連続の参加となる。張氏によると、ネスレは乳製品、菓子、コーヒー、ペットフードなどを展示する予定だ。また、輸入博覧会の出展業者連盟理事会メンバーとして、効率的かつ革新的なプラットフォームの輸入博覧会で業界内の交流が引き続き促進されると同時に、さまざまな形でオンラインとオフラインによる消費者との交流が進むことを期待しているという。
張氏は輸入博覧会が「全世界の優良製品に窓を開いた」と強調する。輸入博覧会の継続的な開催は、中国が「積極的に世界へ市場を開放し、各国と経済・貿易交流の協力を促進し、貿易自由化と経済グローバル化を支える重要な措置」で、中国が発展と市場機会を世界と共有する決意を示していると説明した。この盛大な展示会は、世界各地から出展者が上海に集まってグローバル企業の製品とサービスを数多く展示するため、中国の発展の変化が体験でき、中国の経済成長によるチャンスを共有することで世界のイノベーションにさらに貢献する機会になる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年11月5日