2023金融街フォーラム年次総会にて、中国上場企業協会の宋志平会長は、「中国では近年、多層的な資本市場体制が日増しに整い、各業界・各タイプ・各成長段階の企業をほぼ網羅している。経営の発展に必要な資金を提供し、上場企業の発展と強化を支えている」と述べた。
データによると、中国域内の上場企業数は10月末現在で5300社を突破し、時価総額は80兆元弱と世界2位をしっかりキープしている。今年に入り、科創板、創業板、北京証券取引所の新規上場企業と資金調達総額が、すべての新規上場企業の8割を超えている。これは資本市場の科学技術イノベーション企業の発展への力強いサポートの現れだ。また今年第1−3四半期の上場企業の研究開発支出は前年同期比10.79%増の1兆500億元だった。科創板の第1−3四半期の研究開発支出は20.50%増で、研究開発強度は9.15%。創業板は同15.86%増、4.66%。北京証券取引所は同12.14%増、4.32%。
宋氏は、「各種優良企業は的を絞った株式発行資金調達ルートを獲得できる。これは研究開発費を持続的に増やす原動力を得たのと同じだ。中国上場企業協会は今後も各種手段により、上場企業の科学技術イノベーションに向け持続的に資本の原動力を注入する」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年11月10日