先ほど開かれた中央金融工作会議では、金融分野の制度型開放を安定的に拡大し、越境投融資の利便性を高め、より多くの外資系金融機関と長期資本を中国での事業発展に招くと指摘された。
外資系銀行は近年、中国市場を深耕し、中国関連の事業を持続的に拡大している。
HSBC中国総裁兼行政総裁の王雲峰氏は、「中国市場の発展の潜在力に非常に期待している。HSBC中国の昨年通年の純利益は前年比54%増の60億元以上。グループの新規対中投資額は30億元を超える見込みだ」と述べた。
スタンダードチャータード銀行(中国)の頭取、総裁で副会長を兼ねる張暁蕾氏は、「中国は長年連続で、グループのグローバルネットワークのうち収入の貢献が最大の市場だ。グループの今年第1−3四半期の中国オンショア・オフショア税引前利益は、前年同期比で約3倍増の10億ドルにのぼった。2022−24年にかけてグループは中国市場で3億ドル投資する。これをデジタル化モデル転換、支店設立、リスク管理、コンプライアンス、人民元国際化、資産管理などの業務に用いる」と述べた。
東亜銀行(中国)有限公司の執行取締役兼頭取の何舜華氏は記者に、「当社は粤港澳大湾区の発展への支援を重要戦略の一つとしており、金融開放がもたらす多様化のチャンスを積極的につかむ」と述べた。情報によると、同社は来年に新規貸付を拡大し、実体経済の発展を支える。
中国系企業の海外進出を支援、人民元国際化を促進