中国船舶工業業界協会の統計によれば、2023年10月末現在、世界の造船所の洋上風車設置作業船の受注は37隻で、うち33隻は中国の造船所が請け負い、9割近くに達したということです。
洋上の太陽光発電に比べ、洋上風力発電はより速い発展を見せています。絶え間なく着工している洋上風力発電プロジェクトは、風車の設置や運行、メンテナンスなど装備に対する大量のニーズをもたらしています。洋上風車に関連する船舶は現在、引き渡しの繁忙期を迎えています。今年第1~3四半期、洋上風力発電関連船舶の引き渡しが多く、洋上風車設置作業船だけで20隻に上り、過去最高を記録しました。
中国東部の山東省煙台市では、1隻の洋上風車設置作業船が段階的な作業を終え、船体の合体段階に入っています。企業の担当者の紹介では、昨年から洋上風車設置作業船の注文が多くなり、現在6隻が建造中で、同企業のすべての注文の3分の1を占めています。クレーンの能力や杭脚の長さ、作業の水深などの技術指標も、絶えず更新されているということです。(藍、野谷)
「中国国際放送局日本語版」2023年11月26日