500社以上の国内外の企業及び機関が川上・川下重要サイクルの新技術・新製品・新サービスを集中的に展示。中小企業及び大企業が「チェーン」を集めて出展し、一連の「チェーン」をめぐる契約が結ばれようとしている。第1回中国国際サプライチェーン促進博覧会(サプライチェーン博)は、協力を強化し、共に産業チェーンを伸ばしバリューチェーンを強化するという各界の積極的なメッセージを発信している。
経済発展において、産業チェーンとサプライチェーンは重要な支えだ。現在の外部環境は複雑で変化が激しい。経済発展の重要なサポートである産業チェーン及びサプライチェーンを守り、かつチェーン安定を踏まえた上でさらにチェーンを伸ばし強化し、協力とウィンウィンの「友達の輪」を広げる必要がある。融合イノベーションのバリューチェーンを強化し、発展の強靭性を絶えず高め、新たな原動力を集めるべきだ。
産業チェーンの「友達の輪」の拡大のキーワードは「円滑」だ。世界の相互接続を強化し、要素がよりスムーズに循環し、効果的に配置されるようにする。その一方で産業チェーン川上と川下、中小企業と大企業の間の効果的な連携が必要だ。
サプライチェーン博は物流インフラや貿易標準・ルールなどの相互接続の促進を踏まえた上で、重点産業及び「チェーン主」企業のけん引力の発揮に着眼している。例えばスマートカーチェーン展示エリアでは、完成車企業が基幹材料や部品などの企業を率いて共同出展している。グリーン農業チェーン展示エリアでは、「耕地」から「食卓」に至る全チェーンの製品とサービスが登場した。「チェーン主」と「チェーン所属」企業が支え合い、サプライチェーンの協力ルートを円滑にし、また共同の発展において質と効果を高めている。
産業チェーンの「友達の輪」を拡大するためには、イノベーションに工夫する必要がある。中核技術は企業発展の競争力であり、産業チェーン及びサプライチェーンにより良く溶け込むための鍵でもある。基幹材料から基礎部品やOSに至るまで、多くの「専精特新(専門化・精密化・特徴化・新規性)」企業がサプライチェーン博に登場し、産業チェーン及びバリューチェーンの高みに向かい絶えず邁進する中国の決意と力を示した。産業基礎再構築プロジェクトや重大技術設備難関攻略プロジェクトの実施を掘り下げ、重要分野及びネックに力を入れる。引き続きチェーンを補強し、構造調整と産業高度化を持続的に促進する。
中国は産業分類が揃い、関連施設が整っており、製造業の規模で13年連続で世界一となっている。改善が続く産業体制と特大の市場規模は、産業チェーン及びサプライチェーンの運営に力強いサポートと大きな空間を提供する。発展の力点を実体経済に置くことを堅持し、イノベーションのブレイクスルーと高水準の対外開放を持続的に促し、互恵とウィンウィンの産業チェーン及びサプライチェーンを共同構築する。これは中国経済の安定化と回復の流れを確実にし、世界経済の回復に大きな原動力を注ぐことだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年12月3日