米ニューヨーク・ポスト紙は11月24日、今年の「ブラックフライデー」商戦で、バーゲン品を狙いに店舗を訪れた買い物客らが、インフレの高止まりと価格高騰の煽りで「お得感」のなさを感じていると伝えた。
キルスティン・ブラウンさん(34)も物価高をひしひしと感じ「あらゆる物の値段が上がっていた。バーゲン品を沢山買えたかって?全くそんなことはないよ」と不満をこぼした。
バージニア州に住むロバート・ミラーさんは、今年は家に飾るクリスマスツリーを買うのを諦めたという。「今年はさらに値上がりしたし、ツリーの下に置くプレゼントもない」と残念そうに語った。
米労働省が発表した10月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.2%上昇した。2020年10月に比べ18.2%の上昇と驚くべき結果となった。米メディアよると、今年のホリデーシーズンの消費は過去5年間で最低水準にとどまる見通しだという。全米小売業協会によると、年内のホリデーシーズンの売上高は3~4%増となるものの、昨年の5.4%増、2021年の12.7%増を下回る見通しだとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年12月3日