商務部の束珏婷報道官は同部の14日の定例会見で、「現在の外資導入規模は依然として過去と比べ高水準だ。外資導入構造の最適化が続き、ハイテク産業の割合が上がっている。外資の対中投資の熱意は弱まっていない」と述べた。束氏の発言内容は下記の通り。
経済及び経済以外のさまざまな影響により、今年の全国の実行ベース外資導入額には一定の変動が生じた。関連する具体的な理由については何度も説明している。指摘しておく必要があるが、現在の外資導入規模は依然として過去と比べ高水準だ。外資導入構造の最適化が続き、ハイテク産業の割合が上がっている。外資の対中投資の熱意は弱まっていない。カナダの1−10月の実行ベース対中投資額は110.3%増で、英国は94.6%増、フランスは90.0%増、スイスは66.1%増、オランダは33.0%増(自由港経由の投資データを含む)。
中国は終始、市場化・法治化・国際化の一流のビジネス環境の構築に取り組んでおり、外資系企業により良くサービスを提供している。よく知られている外資24条は、外資系企業からの提案や訴えを広く聞き取った上で、外資分野の重点・難点・焦点問題に的を絞り打ち出した、対象が明らかな政策措置だ。関連部門と地方は現在、全力で実施に取り組んでおり、このほど多くの具体的な措置を打ち出した。例えば外国籍人員の3種の補助金と個人所得税の減免の延長、外資系研究開発機関の国産設備調達の税還付政策、ネットワーク権利侵害保護活動の改善、6カ国の普通パスポート所持者へのビザ免除措置、外国人の訪中ビザの申請への便宜などがある。さらに域外で販売許可が下りている薬品の域内での生産の申請手続きの最適化、データ越境流動の規範化及び促進などの政策も制定中だ。これらの実質的な措置の実施に伴い、企業から集中的に報告されている困難や問題が効果的に解消され、海外投資家の中国での経営環境もますます改善されるはずだ。
今後は中央経済活動会議の精神を深く貫徹し、高水準の対外開放を拡大し、国際的な高基準の経済・貿易ルールに合わせる。制度型開放を安定的に推進し、外資系企業のニーズに積極的に反応する。中国及び海外人員の往来をさらに便利にし、外資の促進とサービスを持続的に最適化する。より多くの外資系企業が対中投資を選択し、中国のチャンスを掴み、開放的な中国と共同発展を実現するだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年12月15日