各地は経済安定と投資促進に向け、新年の債券発行活動の準備を開始した。中国債券情報ネットワークのデータによると、このほど河北省、山西省、海南省、江蘇省などが2024年第1四半期の地方政府債券発行計画を発表した。規模は2200億元を超える見込みだ。
中国財政予算績効専門委員会の副主任委員である張依群氏は「上海証券報」の記者に、「地方が24年の債券発行計画活動を開始したことは、24年の財政政策が早期発効することを意味する。重大プロジェクト及びインフラは依然として、安定成長の重要な足がかりだ。24年第1-3四半期には地方債券の発行が適度に拡大され、通年で全体的にバランスを保つ見通しだ」と述べた。
今年の9兆元超の地方政府債券発行が終わりに近づいている。特別債券情報ネットワークのデータによると、25日までの年内の地方債券発行額は9兆3424億元にのぼっている。うち新規特別債券は3兆9555億元、新規一般債券は7016億元。
財政部は先ほど、「国務院の手配と関連活動計画に基づき、24年度の一部の新規地方政府債券発行額を前倒しで割り当て、地方の資金調達の需要を合理的にサポートする」と発表した。専門家は、来年は新規地方政府債券の前倒し発行額が上限60%で割り当てられ、うち新規特別債券が2兆2800億元前後になると予想した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年12月27日