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アフリカネイションズカップに見る、中国経済の影響力=豪メディア

中国網日本語版  |  2024-01-05

アフリカネイションズカップに見る、中国経済の影響力=豪メディア。

タグ:中国経済の成長

発信時間:2024-01-05 14:41:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 アフリカネイションズカップが1月13日に開幕する。開幕戦の会場はコートジボワール最大の都市アビジャンの国立オリンピックスタジアムだ。この現代的な一流の会場は、同国がアフリカネイションズカップの開催に用いる6会場の一つだ。2016年の着工式では、ダンカン首相(当時)が駐コートジボワール中国大使館の当局者の付き添いの下、関連イベントに出席した。中国の外交官が姿を見せたのも不思議なことではない。この会場は北京市建築設計研究院有限公司が設計し、北京建工集団が建設を請け負ったからだ。


 中国もその他の会場の建設に積極的に参加している。サン・ペドロスタジアムは中国土木工程集団有限公司が請け負い、コロゴスタジアムは中国建材集団有限公司が請け負った。これらは中国のアフリカ諸国における「スタジアム外交」の一部だ。このようなスポーツ会場は、中国と他国の経済・貿易往来及び相互依存を促進する「一帯一路」イニシアティブと関連している。例えばガボンと赤道ギニアが2012年にアフリカネイションズカップを共催した際にも、中国企業が同国のスタジアムの建設に参加した。ガボンが5年後のアフリカネイションズカップの開催準備に入ると、中国企業が再びそのスタジアムを建設した。ガボンの現在の輸出品のうち約15%が中国向けだ。


 コートジボワールの国立オリンピックスタジアムの建設に際し、コートジボワールのワタラ大統領が訪中し、双方の友好協力関係の発展と掘り下げを促した。2022年末現在の中国企業のコートジボワールへの直接投資残高は8億1000万ドル。このアフリカの国は現在、中国に価値にして9億7000万ドルの自然資源と商品を輸出しているが、2016年は1億ドル未満だった。


 中国はアンゴラ、赤道ギニア、マリ、カメルーンなどの国でも、この互恵・ウィンウィンと称する「スタジアム外交」を行っている。支援先は真新しい現代的なスポーツ施設、海外からの投資、輸出契約を手にしている。「スタジアム外交」は中国のアフリカにおける影響力拡大を支える。またアフリカは中国経済の成長の維持を支え、かつバッテリー製造や通信などの業界で世界の主導権を握る原材料調達先となっている。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年1月5日


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