国家発展改革委員会や国家エネルギー局などの部門はこのほど、新エネ車と送電網の融合と相互作用の強化に関する実施意見を発表した。自動車と送電網が融合し相互作用する新型産業エコシステムの育成に力を入れ、高品質充電インフラ体制の構築と新エネ車産業の高品質発展を力強く支えるとした。国家発展改革委員会が4日、発表した。
同意見は次の発展目標を掲げた。2025年までに中国の自動車・送電網相互作用技術標準システムを初歩的に完成させ、充電市場連動型電気料金制度を全面的に実施し持続的に最適化し、市場メカニズムの構築で重要な進展を達成し、自動車・送電網相互作用の試行及び実証に取り組み、試行及び実証に参加する都市の25年通年の充電電量の6割以上を電力消費の少ない時間帯に集中させ、個人用充電ポールの充電電量の8割以上を電力消費の少ない時間帯に集中させ、移動式電気化学蓄エネ資源としての新エネ車の潜在力を試行及び実証により初歩的に検証する。30年までに中国の自動車・送電網相互作用技術標準システムをほぼ完成させ、市場メカニズムをより十全にし、自動車・送電網相互作用の大規模応用を実現し、スマートかつ秩序正しい充電を全面的に普及させ、新エネ車を電気化学蓄エネシステムの重要な構成部分にし、電力システムに向け1000万kW級の双方向柔軟調節能力を提供する。
同意見は、自動車・送電網相互作用中核技術の難関攻略の協同推進、自動車・送電網相互作用標準システムの構築加速、関連する電気料金及び市場メカニズムの最適化、双方向充電・放電総合実証の模索、充電・バッテリー交換施設の相互作用水準の積極的な向上、送電網企業のサポート能力の系統的な強化という6つの重点任務を明確にした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年1月5日