一部の貿易の受注が海外にシフトしていることが懸念されているが、商務部国際貿易経済協力研究院の張威副院長は8日、「単純に受注シフトによってわが国の貿易の好転や悪化を評価することはできない」と述べ、次のように続けた。
受注シフトにはさまざまな状況が存在する。中国企業が国際競争状況及び産業構造の変化に基づき自発的にシフトしている場合があり、これは市場の法則に合致する。また複雑で変化が激しい国際情勢の影響を受け、一部の国からの妨害などによる受動的な受注シフトが発生している。この場合は、中国企業がイノベーションにより競争力と比較優位性を高める必要がある。
中国自身の競争力の向上と国際情勢の変化に伴い、中国の高い製造能力を基礎とする国際製造ネットワークが形成される可能性がある。将来的に中国の貿易及び外資導入の強みは世界に深く広がる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年1月9日
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