中国国際貿易促進委員会が10日に発表した「中国展覧経済発展報告書2023」によると、中国は2023年に経済・貿易関連展示会を計3923回開催し、22年比117.1％増、19年比10.6％増だった。展示総面積は計1億4100万平方メートルで、22年比153.3％増、19年比8.25％増。いずれもコロナ前の水準を上回り、展示会業界が全面的な回復の流れを呈した。

　同報告書は江西省南昌市で開催された第19回中国会展経済国際協力フォーラムで発表された。中国国際貿易促進委員会の展覧管理部部長である鄔勝栄氏によると、中国の展示会業界の発展は次の5つの特徴を示した。（1）中国の経済・貿易関連展示会が全面的にコロナ前の水準に戻った。（2）展示会業界の経営主体の経営状況が持続的に回復・好転した。（3）企業が海外出展を再開し、市場開拓の取り組みを強化した。（4）国家級展示会が展示会業界の回復をけん引した。（5）展示館の実際の運営数と利用率が大幅に上がった。

　鄔氏は、「中国が貿易の新たな原動力の育成を急ぎ、高水準の対外開放を拡大する中、中国は今後もより多くの世界的に有名な展示会を育成し、より多くの世界的に有名な展示企業を中国に集める。中国の展示会業界のグローバル化水準及び国際的な影響力の持続的な向上を促す」と述べた。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2024年1月11日