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japanese.china.org.cn |15. 01. 2024

中心都市がメガロポリスの発展を牽引:中国都市総合発展指標2022

タグ: 都市
中国網日本語版  |  2024-01-15

 2.中国発展の最大エンジンは三大メガロポリス

 メガロポリスは、中国新型都市化の主たる形態である。第14次五カ年計画綱要では、中国全土で19のメガロポリスを計画した。

 「高度化するメガロポリス」として、京津冀(北京・天津・河北)、長江デルタ(上海・江蘇・浙江・安徽)、珠江デルタ(広東)、成渝(四川・重慶)、長江中游(湖北・湖南・江西)の5メガロポリスを取り決めた。

 「発展するメガロポリス」には、山東半島(山東)、粤閩浙沿海(広東・福建・浙江)、中原(山西・安徽・河南)、関中平原(陝西・甘粛)、北部湾(海南・広西)の5メガロポリスを指定した。

 「育成するメガロポリス」としては、哈長(吉林・黒龍江)、遼中南(遼寧)、山西中部(山西)、黔中(貴州)、滇中(雲南)、呼包鄂榆(陝西・内モンゴル)、蘭州—西寧(甘粛・青海)、寧夏沿黄(寧夏)、天山北坡(新疆ウイグル)の9メガロポリスを取り決めた。

 19メガロポリスには、35の国家中心都市や地域中心都市が集中し、中国のGDPの88%、常住人口の81.9%を占めている。

 メガロポリスの発展をいかに評価するか?雲河都市研究院は〈指標2021〉発表時、上位10メガロポリスの評価を試みた。今年はさらに全19メガロポリスの評価を実施した。

 各メガロポリスの発展水準をより直感的に分析するために、本文では、19メガロポリスに属する223の都市の〈指標2022〉総合ランキング偏差値を、メガロポリス別に「箱ひげ図」と「蜂群図」を重ねて分析し、メガロポリスにおける都市総合ランキング偏差値の分布状況と差異を可視化した。

 箱ひげ図中の横線は、サンプルの中央値、箱の上辺は上位四分位点(75%)、箱の下辺は下位四分位点(25%)、箱本体は50%のサンプル分布を示している。蜂群図は、個々のサンプル分布をプロットした図である。箱ひげ図と蜂群図を重ね合わせることで、サンプルのポジションと全体の分布の双方を示せる。

 明暁東氏は「19メガロポリス総合ランキングの箱ひげ蜂群図の分析から、メガロポリスの中心都市の極化が明らかであり、発展地域ほどその中心都市は全国における立ち位置が高い」と指摘する。

 確かに、中心都市はメガロポリスの核である。北京、上海、深圳、広州の4つの一線都市は、すべて長江デルタ、珠江デルタ、京津冀にある。これらの三大メガロポリスを「一線メガロポリス」と称することができる。三大メガロポリスには、中国の36.2%のGDP、23.5%の常住人口が集中している。三大メガロポリスの1人当たりGDPは全国平均の1.54倍に達し、大量の外来人口を引き付け、非戸籍常住人口は7,802万人にのぼる。三大メガロポリスは、中国の経済社会発展を牽引する最大のエンジンであることは疑いようがない。

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