中国が独自で開発した大気環境モニタリング衛星がこのほど、軌道上での試験を順調に終えました。この衛星は中国の大気汚染防止、カーボンニュートラルとカーボンピークアウトの目標にリモートセンシングデータによる支援を提供することができます。
この衛星は世界初のアクティブレーザーレーダーを搭載してCO2の探査を行う衛星で、2022年4月16日に打ち上げられました。衛星はアクティブレーザー、ハイパースペクトル、マルチスペクトル、高精度偏光方式などの多様な手段を駆使して、大気中の微小粒子状物質、汚染ガス、温室効果ガス、雲とエーロゾル及び地表や水域などの環境要素に対して広範囲、連続、動態的かつ24時間を通しての総合モニタリングを行うことができます。軌道試験の結果、衛星は良好な状態にあり、各システムの機能は正常で、衛星と地球の総合指標は開発の要件を満たし、業界の中核業務に応用できる能力を備えているということです。(閣、坂下)
「中国国際放送局日本語版」2024年1月17日