中国の中央銀行である中国人民銀行は12日、「2023年金融統計データ報告」を発表しました。同報告によれば、12月末時点で人民元による貸付残高は前年同期比10.6%増の237兆5900億元(約4920兆円)で、外貨による貸付残高は同10.7%減の6564億ドル(約95兆3000億円)でした。
また、12月末時点での人民元と外貨の預金残高は前年同期比9.6%増の289兆9100億元(約6000兆円)で、うち人民元建ての預金残高は前年同期比10%増の284兆2600億元(約5880兆円)で、外貨建ての預金残高は同6.6%減の7978億ドル(約116兆円)でした。
また、12月時点での国家外貨準備高は3兆2400億ドル(約470兆円)で、人民元対ドルの為替レートは1ドル=7.0827元でした。
2023年の人民元建て越境決済は14兆300億元(約290兆円)で、直接投資による人民元建て越境決済額は7兆6000億元(約157兆円)でした。うち対外直接投資額は2兆6000億元(約53兆8000億円)、外資による対中直接投資額は5兆元(約103兆5000億円)でした。(Lin、鈴木)
「中国国際放送局日本語版」2024年1月17日